南大隅町のイノシシ・サルなどの有害鳥獣による平成27年度の農作物被害額は、
18606000円、内、イノシシで5785000円、サルで5147000円、ヒヨドリで7674000円と、なっています。
想像以上の被害額ですよね。
「追い払い」・「侵入防止」・「捕獲」 などの取り組みで、
前年26年度と比較して22560000円の大幅な被害額減少して、一定の効果は出ているみたいです。
南大隅だけでなく、全国で鳥獣被害が拡大している背景には、
気候変動などによる生息域の拡大、耕作放棄の増加や過疎化・高齢化に伴う農村地域における人間活動の低下などが影響していると考えられます。
それと、、、
鳥獣の捕獲を担う狩猟人口の減少と高齢化による捕獲圧の低下もあります。
(*狩猟免許の所持者は、現行制度が導入された昭和54年度には約44万7000人だったのが、平成24年度には約18万人と半分以下に減ったそうです。)
「昔からあったライフスタイルの転換」といった人間社会の変化があり、
それが、野生動物の生息環境の変化に結びついています。
本来の人間と野生動物の生態系バランスは、少なくとも現代よりは昔の方が良かったのではないか?と。。
僕は、「現代の社会状況の中、野生動物の位置付けを、どうするのか考えていくこと」が鳥獣害対策に必要と思います。
その時代の自然バランス、その地域の課題に合った生き方、考えて生きれるようになりたいです。
*人それぞれの考え方あると思いますが、イノシシの画像で気分を悪くされた方、すみません。